美味しさの秘密「奈井江の米がうまい」

好成績の「ゆめぴりか」

ゆめぴりか

期待の新品種

 ゆめぴりかは、本州の有名ブランド米に負けない良食味米として、北海道をあげて推進する、期待の新品種です。タンパクの含有量が低いほど食味が良くなることから、その出荷基準は、タンパク6.8%以下という厳しいものです。
 市販が始まった平成21年(2009年)、そして平成22年(2010年)と2年続けて出荷量が見込を下回ったことから、平成22年(2010年)は、全道の出荷基準を、タンパク7.4%以下として出荷しました。

低タンパクの好成績

 しかし、新すながわ農協では、この出荷基準ではなく、当初からの6.8%以下を基準として出荷しています。それでも、表のように、全道をはるかにしのぐ好成績なのです。
【表】ゆめぴりか基準品(低タンパク米)の出荷割合
 新すながわ 全道 
平成21年 45% 13%
平成22年 26% 4%

好成績から、多くの作付に

 ゆめぴりかの種は、希望する生産者すべてに行き渡るものではありません。前年の成績に応じて振り分けられています。これは、より高い品質の米を効率的に生産しようという北海道全体の戦略なのです。
 新すながわ農協では、初年から2年目にかけては、5倍の種が割り当てられました。そして、平成23年はさらに倍。初年(平成21年)に比べると10倍の量を作付けしています。
【表】ゆめぴりかの作付面積(ha)
 新すながわ北海道
平成21年41ha3,000ha
平成22年204ha 5,300ha 
平成23年400ha10,000ha

美味しさの理由

空知農業改良普及センター中空知支所 添島 均 地域第一係長にお聞きしました

普及センターは、品種の特性や天候に応じた栽培方法など、専門的な技術を指導する北海道の機関です。生産者にとって大きな存在である普及員の添島係長に、奈井江産米の美味しさの理由をお聞きしました。

 なぜ、奈井江の米が美味しいのか――。私の個人的な感想ですが、ひとつは、生産者の皆さんが早くから特別栽培(低農薬、低化学肥料による栽培方法)や低タンパクに取り組み、経験や技術を積み重ねてきたことではないでしょうか。町や農協が、継続してこれらの取り組みを支えているのも大きいですね。
 もうひとつは、しっかりしたリーダーがいて、皆さんが一丸となって取り組んでいることです。
いま、新砂川農協管内では、生産者相互が組織的に全体の底上げを図ろうという取組を進めているんですよ。こういう取組を行っている産地は、とても珍しいんです。
 そして、これらの根っこには、生産者の皆さんの「いい米、美味しい米を作りたい」という強い情熱があるんです。
 今や、中空知は上川や北空知をしのぐ、道内屈指の米どころです。昨年は、いもち病が出ました。これは数年続くといわれていますが、今年は絶対に防ぎたい。今年は、勝負の年なんです。

(「広報ないえ」平成23年7月号掲載) 
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