インフルエンザ・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌感染症)の流行警報について

くらしの情報

 令和元年12月11日現在、滝川保健所管内にて、季節性インフルエンザおよびA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌感染症)の流行警報が発令されました。
 今後さらに流行が拡大する可能性がありますので、感染予防に努めるようお願いします。

【 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌感染症)の概要 】
■細菌の一種であるA群溶血性レンサ球菌が、のどに感染して起こる感染症です。
■A群溶血性レンサ球菌は常在菌で、健康な人ののどや皮膚などにも生息しています。
 何かしらの原因で、細菌への抵抗力が弱まったときに感染します。
■接触感染・飛沫感染(くしゃみやつばなどのしぶき)で他人にも伝染します。
■症状は、のどの腫れ・痛み、発熱、首リンパ節の腫れ、発疹、舌が白いコケに覆われた
 ようになったり、イチゴ舌(舌が赤く、ぶつぶつと腫れる)になります。
■5~15歳での発症が多く、保育現場や学校などの集団生活の場で多く発症します。
■流行のピークは冬で、兄弟間での伝染は25~50%と報告されています。


【 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌感染症)の予防法・治療法 】
●患者との濃厚接触を避ける
●熱やのどの痛みがある場合は、可能な限り学校等を休ませる
●手洗い・うがいを徹底する
●十分な睡眠・食事・休養をとり、抵抗力を高めておく
●しっかり睡眠・食事をとり、抵抗力を強化する
●10日間ほどの抗菌薬(=抗生物質)の投与にて治療する
※おもちゃなどの口に入る器具や食器、タオルの共用による家庭内感染にも注意してください。
※健康保菌者(菌を保有しているが抵抗力が十分あり発症していない状態の人)からの
 感染はめったにありません。

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【 季節性インフルエンザウイルス感染症の概要 】
■ウイルスの一種であるインフルエンザウイルス(ヒトに流行するのは主にA・B型)に
 感染して起こる急性の呼吸器感染症です。
■ウイルスは形を変えられる特徴があるため、毎年異なる型で感染することがあります。
■接触感染・飛沫感染(くしゃみやつばなどのしぶき)で他人にも伝染します。
■症状は、発熱、頭痛、全身のだるさ、筋肉痛・関節痛、鼻水、咳が出ます。
■インフルエンザは伝染性が強く、広範囲に感染を引き起こす(通称:パンデミック)
 可能性が高いため、学校や仕事への出席停止期間などが設けられています。
■また重篤化しやすいのも特徴で、肺炎や中耳炎、インフルエンザ脳症などの重篤な
 合併症を引き起こすこともあります。


【 インフルエンザウイルス感染症の予防法・治療法 】
●患者との濃厚接触を避ける
●症状がある場合は風邪だと思って我慢せず、適切に医療機関を受診する
●手洗い・うがいを徹底する
●十分な睡眠・食事・休養をとり、抵抗力を高めておく
●感染を拡げないための「咳エチケット」と、マスクの着用をする
●発症から48時間後に、抗インフルエンザウイルス薬と症状をやわらげる薬(解熱薬、
 咳止め薬など)を併せて使用する


(参考:国立感染症研究所ホームページ)
このページの情報に関するお問い合わせ先
保健福祉課 健康づくり係TEL:0125-65-2131FAX:0125-65-2809